【和食の作法】お刺身に添えられた菊の食べ方
こんにちは。
本日は開講中の愛されマナー講座の中から、和食の作法をご紹介します。
お刺身に添えられた、たんぽぽのようなお花。
誰しも、一度は見たことがありますよね。
こちら、実はたんぽぽではなく”食用の菊”なのです。
スーパーで売られているお刺身の盛り合わせにはプラスチックの菊がのっていることが多いので、あたかも飾りのようですが、本物の食用菊であればもちろん、食べることができます。
この、お刺身に添えられた菊の食べ方が、とっても風流で素敵なのです!
知っていると、一目置かれますよ。
実はこの食用菊、お刺身をいただくときの”薬味”として添えられています。
左手菊を取り、小皿の醤油の上に、花びらだけを箸でちぎってぱらぱらと散らします。
そのまま、お刺身をつけていただきます。
ね?美しいでしょう~!
見た目が美しいだけでなく、このように醤油に菊を散らすことで、香りを楽しみ、シャキシャキとした食感を楽しむことができるのです。
あるいはこんなふうに、あらかじめお刺身の上に直接散らしてもOKです。どちらでも構いません。
あるいは、このような紫色の花が添えられているのを見たことがありませんか?
こちらは、花穂(かすい)または花穂紫蘇(はなほじそ)といって、同様に薬味としていただきます。
いただき方も菊と同じ。
醤油に入れてもお刺身に散らしてもOKです。
花穂紫蘇は、その名のとおり紫蘇の若いお花の部分。
とっても香りがいいですよ。
菊にしても花穂にしても、今までただの飾りかと思って、よけていた方も多いのではないでしょうか。(かつて私もそうでした)
和食は、細部にまで料理人の思いや先人の知恵がこめられています。
ひとつひとつを愛でるようにして、ありがたくいただくのが幸せな食べ方です。
お刺身をいただくとき、菊・花穂が添えられていたらぜひ、香りと食感を楽しんでくださいね。
本日も、お読みいただきありがとうございました。
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