たったひとことで心があたたまる、レストランでの接客
ある日のこと。
1日がかりのマナー講座を終えて、ホッと一息つきたくなり、ふらりと一人でレストランバーに立ち寄りました。
応対してくれたのは、白いシャツに黒いベストが似合うスマートなウェイターさんでした。
美味しいお食事を堪能して、デザートにサングリアを一杯オーダーしました。
間もなくルビー色のサングリアがテーブルに置かれました。
サーブしてくれたウェイターさんに、笑顔で「ありがとうございます」と言うと、彼も笑顔で「どういたしまして」と返してくれました。
「どういたしまして」というひとこと。
このひとことで、あたたかい心の交流がうまれました。
実は、簡単なひとことなのに、こう返してくれるウェイターさんにはあまりお会いしたことはないのです。
言ったほうがいいことを、ついつい言いそびれてしまうことは案外多いもの。
でも、言ったほうがいいことをきちんと伝えること、表現することは、人間関係においてとても大切なことです。
「どういたしまして」は「たいしたことはしていません」と相手の御礼を丁寧に打ち消す言葉なので、厳密に言えば接客マナーとしてふさわしくありません。
でも、このときの「どういたしまして」は、彼のスマートな接客にとてもマッチしていて、素敵でした。
お店での接客の場合、お客さまには店内で気持ちよく過ごしていただき、気分良くお帰りいただくことが大切です。お客様の気分を害さない程度なら、接客するスタッフのキャラクターに合わせた言葉もいいな、と思いました。
サングリアをサーブされたあとのわたしは…
美味しくいただいたあと、お店を出ました。
店内でのサービスと店外まで見送ってくれた彼のスマートな応対に満足して、気分良くお店を後にすることができたことは言うまでもありません。
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