SC接客ロールプレイングコンテストを見て
第24回、SC接客ロールプレイングコンテスト東京大会に行ってきました。
全国SC(ショッピングセンター)の接客スタッフが、お客様にいつまでも支持される、愛されるSCづくりを目指して行う、接客ロールプレイングのコンテストです。
私が見学に行った日は、食品・飲料・サービス部門。当然ながら、業種は様々です。寿司、ワイン、お惣菜、スイーツ、パンケーキ、フランスパンなど、選ばれし接客スタッフの商品提案はお見事で、聞いているだけでお腹がすいてきました。
販売歴は3か月~32年と幅広く、どのスタッフも個性があふれ、また取り扱う商品をこよなく愛しているのだということが伝わってきました。
また、各店舗の仲間が、垂れ幕や手作りうちわを持って応援に駆けつけ「〇〇さん、がんばってー!」と声援を送る姿は、接客に携わる人のあたたかさや深い仲間意識を感じ、胸があたたかくなりました。
パンフレットに審査項目が載せられていたので「勝手に審査員」の目線で、接客を見てきました。
どのスタッフも、優れていたのは”お客様への質問”です。
なるべく多くの情報をお客様から引き出し「ならば、お客様には〇〇がオススメです」という提案に繋げる。基本はこの”お客様には”という視点が大事です。
いきなりお店の推奨品をご紹介するのは、企業目線。お客様のニーズをよく引き出し、最適なものを提案するのが、お客様目線の接客です。
さらには、”新しい価値提案”ができることも大切です。お客様のニーズ、といっても、お客様はそもそもはっきりとしたニーズを持っていないこともあります。「なんか、いいものあるかな」という漠然とした思いがあるだけ。そこに対して、自社商品が持つ価値を提案する。「こんなに素敵なことができるんですよ」という、新しい価値をプレゼンするのです。
例えばこの日は、フランスパンの紹介が印象的でした。フランスパンといえば、横にスライスして食べるのが定番。でも、縦型のスティック状に切れば、その味わいは変わります。また、さいの目切りにしてクルトンにし、サラダやスープに添えることもできます。サラダに入れれば、それだけでボリュームのあるお食事サラダにすることもできます。
このように、”定番の価値観”を打ち破り「わぁ、素敵!ぜひ、やってみたい!」と思わせることができれば、商品も、接客スタッフも、お客様もハッピーです。
このフランスパンの接客をしたスタッフは、それが上手だなぁと感じました。
他にも、優れた接客ロールプレイングが目白押しでした。緊張感の中にも、どこか和やかな雰囲気なのは、みんなが普段通りの接客を体現しているからなのでしょうね。
各地で地区大会が行われた後は、選ばれし先鋭メンバーが全国大会へと進みます。みなさん、日頃の実力を発揮できますように!
*SC接客ロールプレイングコンテスト
本日も、お読みいただきありがとうございました。
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